司法書士について |
|
司法書士とは、国家資格で、法律関係上の登記の専門家のことです。
司法書士の業務は登記業務、書類作成業務、法律事件の解決があります。
最も多い登記業務は、自宅を購入する際の所有権移転の登記手続きなどの、「不動産登記」や、会社設立時の「商業登記」などです。
また、訴訟や破産など裁判所における手続になど、弁護士が扱わないような細かい事件に関して、弁護士の代理の業務を行う司法書士もいます。
140万円以下の簡易裁判所で審理される事件は、弁護士と同じ権限が司法書士にあります。
司法書士は、それらの事件に関する交渉や調停、裁判を起こすことができます。
その際に、裁判所に提出する書類の作成、内容証明書の作成などの書類作成業務があります。
事件解決業務には、一定の研修を受け、法務大臣から認定された「認定司法書士」である必要があります。
|
 |
司法書士試験の合格率や難易度は? |
|
司法書士試験の合格率は大変低く、難易度の高い試験です。
毎年、3%ほどの合格率におさえているので、合格者数が少ないのも特徴です。
合格点が満点の60%などの絶対点数で決まる、会計士や行政書士などと比較すると、司法書士試験の合格率はぐんと低くなっています。
また、司法試験を中途断念した人が司法書士試験に流れていく傾向もあり、ライバルが多いのも難易度の高い理由になっているようです。
司法書士試験の受験資格に制限はありません。
司法書士試験は毎年、7月に1次の筆記試験、合格者は10月中旬の2次の口述試験に進みます。
1次試験は、午前の部と午後の部に分かれます。
午前は2時間で、多肢択一式の35問が出題されます。
午後は3時間で、多肢択一式35問に加えて、記述式で2問がだされます。
試験科目は、民法、商法、憲法、刑法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、不動産登記法、商業登記法、供託法、司法書士法になります。
筆記試験の合格者が次の口述試験を受けることになります。
口述試験に合格者が、最終合格者になります。
司法試験受験者は、予備校や通信講座などを利用しているものが多く、独学はかなり難しいようです。
|
 |
|
|
 |
|
司法書士の年収や将来性は? |
|
司法書士は合格率も低く、難易度の高い資格です。
しかし、司法書士の年収や将来性はそれほど期待できない、というのが実情のようです。
司法書士の平均年収は890万円ですが、実力や経験、開業地域によって収入の差があります。
若手の司法書士の平均年収は300万円ほどで、中堅以降も750万円ほどとなっています。
司法書士事務所の補助者として、何年か実務経験をつんだ後に独立開業する人もいます。
そういった開業独立で、顧客の多い司法書士が、平均年収を吊り上げているのですね。
司法書士の収入は、成果報酬のほぼ半分が経費にかかるので、1500万円の報酬で750万円ほどの年収になります。
将来性も、登記手続きが近年IT化して簡素化したり、司法書士に依頼しないケースも増えてきたので決して明るいとはいえないようです。
司法書士の求人もけして多くはありません。
人脈で紹介されたり、大都市圏に集中していることから地方での求人は少ないようです。
|